たまりば

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2008年08月12日

武者小路実篤

わしが本当に読書好きになったのは、中一の夏休みの宿題で読書感想文を書いたことがきっかけだ。

なにを読んだかというと武者小路実篤の「友情」である。

題名に惹かれて買ったのだ。わしにとって初めて買う文庫本だ。

それまでは、あんまり本を買う機会もなかったのだが、買ったとしても子供向けの厚い表紙で字の大きなものだ。

字が小さく本の大きさもポケットに入るような本はそれまで買ったことがなかったのだ、ちょっぴり大人になったような気分であった。

その当時、文庫本になるような人は夏目漱石や芥川龍之介のような明治時代の人ばかりだと思っていた。

つまり故人の作品が文庫本というイメージだった。

当然、武者小路実篤もその時、亡くなっている人だと思っていた。

ところが、それからだいぶ年月が経過した頃、武者小路実篤の死亡記事を新聞で見たのだ。

えー、亡くなってる人じゃなかったの?というのが最初の印象だ。

しかも、住所を見たら三鷹ではないか、すぐ近くに住んでいたのだ。

思い込みなんてのはこんなもんだ。




  • Posted by たかやん7  at 13:46 │Comments(0)

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